どんな手術をするの?
髄液シャント術の方法には、「VPシャント(脳室-腹腔シャント)」・「VAシャント(脳室-心房シャント)」・「LPシャント(腰椎-腹腔シャント)」があり、日本では、頭の骨に小さな穴をあけ、脳室から腹腔までカテーテルを挿入する「VPシャント」と、腰椎から腹腔までカテーテルを挿入する「LPシャント」が多く行われています。どちらも溜まった脳脊髄液を腹膜内で吸収させる方法です。
いずれの手術も脳神経外科の手術としては比較的短時間で行われる手術です。手術時間の目安はおよそ1時間程度です。また、手術後の24時間は十分観察、さらに脳室・クモ膜下腔の大きさの変化を診るために、CTやMRIを行います。
その後リハビリテーションや、症状の改善を確認するためにも、1週間から10日程度の入院が必要となるケースが多いです。