iNPHという病気〜治療できる歩行障害・認知症・尿失禁があります〜 よくある質問

よくある質問

Q.特発性正常圧水頭症(iNPH)はどんな病気ですか?
明らかな原因が特定できず、髄液圧は正常範囲でありながら、脳室に過剰に髄液(CSF)が貯留するのが特徴の水頭症の1つで、何らかの歩行障害をともない、認知症や尿失禁も合併することのある症候群です。

詳しい情報を見る

Q.特発性正常圧水頭症患者になるのはどういう人ですか?
特発性正常圧水頭症は高齢者に好発して、日本では462万人の認知症患者の5〜10%が罹患していると考えられます。最近の研究報告によると、65歳以上の人口の1.1%に特発性正常圧水頭症の可能性がある特徴的な症状と頭部MRI画像を呈していたと報告されています。

詳しい情報を見る

Q.特発性正常圧水頭症の症状はどのようなものですか?
説明画像:特発性正常圧水頭症特発性正常圧水頭症は歩行障害が始まって認知症、尿失禁の症状を呈します。アルツハイマー病、パーキンソン病、脳血管性認知症、進行性核上性麻痺、ビンスワンガー病と類似している部分があるため、診断がむずかしいことがあります。

出典:水頭症ガイドブック2002(日本水頭症協会)
三宅裕治先生の図

詳しい情報を見る

Q.特発性正常圧水頭症の診断法には何がありますか?
初期症状が認められる患者は脳神経外科や神経内科を訪ねて、臨床症状とCTやMRIの断層画像、髄液循環障害検査などの精度の高い検査を受けるべきです。

詳しい情報を見る

Q.特発性正常圧水頭症の治療法には何がありますか?
特発性正常圧水頭症の最善の治療法はシャント術の施行で、過剰に溜まっている髄液を身体の他の部分に迂回させます。

詳しい情報を見る

Q.特発性正常圧水頭症の予後はどうですか?
予後は多くの要因に左右されますが、シャント術の施行が成功している症例では脳機能が回復し、症状も改善しています。

詳しい情報を見る

TOPへ戻る