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iNPHの治療方法

特発性正常圧水頭症の治療方法は?

髄液シャント術

特発性正常圧水頭症(以下、iNPH)は、髄液の流れを良くする治療によって、症状が改善します。この手術を髄液シャント術といい、脳神経外科で施されます。髄液シャント術には主に3つの方法があり、iNPHの髄液シャント術においては、この3つの方法のうちどれでも目的を果たすことができます。

(図)3つのシャント術

参考:旧厚生省難治性水頭症調査研究班「特発性正常圧水頭症の病態と治療指針」 森 惟明先生

これら髄液シャント術は過剰に溜まった脳脊髄液を他の体腔へ流すことにより、障害されていた脳の機能を戻すことができます。このときに、歩行障害認知症症状尿失禁といったiNPHの症状が改善されるのです。中には、劇的に改善する患者さんもいらっしゃいます。

本邦においては、上図の脳室-腹腔シャント(V-Pシャント)の数が一番多いようです。

腰椎−腹腔シャント(L-Pシャント)の注目

(図)L-Pシャント術最近のiNPH治療では、腰椎-腹腔シャント(L-Pシャント)が主流になりつつあり、幾多の研究によってL-Pシャントの有効性と安全性が検証されています。L-Pシャントの手術手技も工夫が重ねられ、より患者様に負担の少ない手技が開発されています。加えて、L-Pシャントにおいても効果を発揮する髄液の過剰排除防止ディバイスの開発などシャントシステムならびにL-Pシャントでの治療は格段に進歩しています。

  
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